広報委員より No.219 2018年8月号②
当院では、入院されている患者様に季節の行事に合わせた食事を提供するよう努めております。
今号では、厨房より行事食についてお知らせいたします。
七夕(たなばた)7月7日 笹の節供
別名「笹の節供」「星祭り」といわれる七夕は江戸時代に五節供の一つに定められて、今でも広く親しまれています。七夕と言えば、どことなくロマンティックに感じますが、その由来を紐解いてみると、色々な文化が結びついていることがわかります。
~ 「笹の節供」の由来 ~
七夕の由来は、皆さんもご存知の織姫・彦星の星の物語から始まります。新歴の7月7日はまだ梅雨のさなかで、星空も見えないかもしれませんが、旧歴の七夕は現在の8月なので夜空もきれい。
月遅れで、東の空を見上げてみてはいかがでしょう。
天の川に輝く琴座のベガが織姫で、鷲座のアルタイルが彦星、この2つの星と白鳥座のデネブを結んだものが「夏の大三角形」と呼ばれ夏の星座を探す目印になっています。白鳥座は、二人の橋渡し役となるカササギです。
七夕そうめん
七夕の行事食はそうめん、意外に知られていませんが、千年も前から七夕の行事食となっていました。節供に旬のものを食べ、邪気を祓ったり、無病息災を願ったりする風習がたくさんありますが、夏に美味しいそうめんもそのひとつ。暑さで食欲が減退するこの時期にぴったりで、天の川や織姫の織り糸にみえてくることもあります。
■七夕の行事食■
当院では、行事食のひとつ七夕そうめんを、7月7日に提供致しました。
ほかにも、お正月のおせち料理をはじめ、七草、鏡開き、節分、ひな祭り、こどもの日と、
入院中の患者様に季節感を味わっていただけるよう、行事食をご用意しております。
おやつは毎日手作りしており、週に3~4回は果物や野菜を使って提供しています。
アップルシナモンまんじゅう 林檎の蜜煮を白あんで包んでお饅頭に仕上げています
さつまいもムース さつまいもペーストがたっぷりと入れ込んであり濃厚なムースです