帝王切開
逆子や出産に伴うリスクのある方、前回帝王切開などで選択的帝王切開になる方が対象です。
外来
手術日や術前検査、自己血貯血実施日を決めていきます。
32週頃:術前検査、34週頃:自己血貯血、37〜39週頃:
入院
帝王切開前日にご本人・ご家族様へ説明があります。入院日は前処置をします。
帝王切開術 入院スケジュール
- 退院基準:
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悪露は少量であり、血塊がない。傷は出血・熱感・腫脹を認めない。基本的な育児について知識・技術が習得できる。
入院当日 | 手術当日(術前) | 手術当日(術後) | 術後1日目 | 術後2日目 | 術後3日目 | 術後4日目 | 術後5日目 | 術後6日目 | 術後7日目 | |
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検査 処置 薬剤 | ・採血 ・胎児心拍監視モニター ・体重測定 ・除毛 | ・体重測定 ・シャワー浴後、術衣へ更衣し弾性ストッキングを着用します ・点滴開始 ・歩いて手術室へ入室 ・手術室で尿管が挿入されます | ・術後は回復室へ移動します ・血栓予防のフットポンプを装着します ・術後3時間で採血をします(出血確認の為) ・坐薬・注射で鎮痛を図ります ・術後は定期的に看護師が訪室し、子宮収縮の状態、悪露出血の観察等を行います 状況に応じて、子宮底マッサージを行います ・酸素投与を行います | ・採血 ・終日点滴 ・皮下注射(血栓予防)1回/日(必要時) ・朝、フットポンプを外します ・7時に痛み止めの坐薬を使用します ・内服薬(鎮痛剤・子宮収縮剤)が処方されます ・尿管を抜きます。翌朝まで尿量測定があります ・18時~20時に処置室前のバケツへ悪露ナプキンを提出して下さい ・医師による腸蠕動音、創部の確認 | ・終日点滴 ・皮下注射2回/日(必要時) ・医師による創部の確認 ・20時に処置室前のバケツへ悪露ナプキンをお出し下さい ・検温4回/日 | ・採血(炎症反応・貧血・肝機能検査) ・内服処方 ・医師による創部の確認 | ・体重測定 ・検尿 ・必要時採血があります | 退院 | ||
安静度 | 普段通りの生活ができます | 手術室までは点滴台を押して歩行 | 手術後から翌朝まではベッド上安静 身体の向きを変える事は可能です | 尿管が抜けたら歩行開始します | 院内は自由です | |||||
栄養 | 夕食(18時)は術前食 それ以降は絶食 | 絶飲食 | ・朝から全粥、昼から常食が始まります 状況により異なることがあります ・まだ差し入れは食べないでください | 入院中1回、お祝い膳を提供させていただきます。 | ||||||
水分は翌朝8時まで可能(水かお茶のみ) | 医師の許可が出たら、8時間後から常温の水を飲むことができます | |||||||||
清潔 | 除毛後にシャワー浴 | シャワー浴 | ・術後、悪露が出る為、定期的に陰部清拭とナプキン交換を看護師が行います | ・タオルで清拭後、ご自分の寝衣に交換します ・トイレ毎に清浄綿で陰部清拭してください ナプキンはこまめに交換してください | 蒸しタオルで清拭 | 医師の許可が出たらシャワー浴開始 | 1ヶ月健診まではシャワー浴のみです。湯船に浸からないでください。 | |||
説明 | 【必要物品】 ・腹帯 ・弾性ストッキング ・バスタオル:3枚 ・フェイスタオル:2枚 ・翌日帰室時の下着・パジャマ ・ペットボトルの水:1本 ※ナプキン等の分娩セットは術後お渡しいたします。 | ・歯磨き・うがいは可能です ・髪の長い方は、サイドでまとめて下さい ・コンタクト、金属類、義歯は外して下さい ・眼鏡は持参しても構いません ・お化粧はせずに入室になります ・手術室にバスタオル、フェイスタオル腹帯等必要物品を持参します | ・麻酔が切れるまで、頭部はできるだけ動かさないようにお願いします(副作用防止) ・痛みが強い時は、我慢せずにお知らせ下さい ・出産直後・回復室への移動時に 赤ちゃんと面会します | ・痛みの強い時や息苦しさを感じるときなどは遠慮なく申し出て下さい ・体調が良ければ授乳してみましょう | 昼間は授乳してみましょう | 母児同室開始となります 授乳指導を受けてください | 退院指導 | ・沐浴指導 沐浴実施希望の方は事前に申し出てください | ・退院の準備が出来ましたら、 ナースコールでお知らせください。家族の方が来られましたら、車でお待ち下さい。 ・受付から渡された用紙をスタッフに渡し下さい。 ・母子手帳・出生届を説明し渡します。 ・部屋の忘れ物チェックをし退院へ。 | |
退院までにリラクゼーションサービスがあります(別紙にて案内) | ||||||||||
赤ちゃん | ・保育器にてお預かりし、全身状態の観察を行います ・生後4~6時間経過後、初回哺乳(5%ブドウ糖)を開始 便・尿が確認されるまで、継続します その後ミルク哺乳へ変更となります | ・保育器から出て全身状態を観察し、清拭を行います ・毎日、黄疸チェック、体重測定、全身状態の観察を行います ・赤ちゃんとママの状態が良ければ、部屋にお連れします | 昼間は一緒に過ごせます | 沐浴開始 | 聴力検査 | ・先天性代謝異常検査 ・ライソゾーム検査(希望者のみ) ・ビタミンK2シロップ内服 | ・沐浴指導 沐浴実施希望の方は事前に申し出てください。 | ・朝、沐浴をします。退院用のベビー服を持参してください。 |
退院前に主治医による退院診察があります。日程は後日お知らせいたします。
赤ちゃんは、帖佐こどもクリニックの永迫先生による診察があります。(毎週火曜もしくは水曜の13時~)
緊急手術となった場合は、点滴や採血のスケジュールが異なります。
入院スケジュールについては、現時点で予想されるものです。体調によってはこの通りではありません。
お祝い膳について:メニューについては、産後厨房より記入用紙が配布されます。記入しお出し下さい。
退院について:沐浴が終わり次第、退院可能です。退院の支度ができましたら、ナースコールでお知らせ下さい。家族の方はお車でお待ちください。
お支払いについて:退院時のお支払いはありません。退院日までに入院費の概算をお伝えいたします。お支払いは1週間健診の時にお願いいたします。
面会について:AM10~11時、PM15~18時で可能です。面会時間の制限等は今後変わる可能性がございます。