広報委員より      No.217 2018年6月号②

今号では、附設高度生殖医療センター培養室から、当院の学会への取り組みについてお知らせいたします。

生殖医療の現場は日進月歩、日々進化し続けています。当院では、その情報や技術を逸早く取り入れ、妊娠・出産率の向上に繋げる努力をしております。また、当院から公の場で発表することにより、情報を発信する事も心がけております。そのため、院長を含めた医師と看護師、そして培養士が担当して様々な学会に参加しています。当院の胚培養士が参加する主な参加学会とその概要は以下の通りとなっています。

学会概要

日本卵子学会・・人類および動物の卵子/精子形成、受精、胚発生、着床及び遺伝の研究、体外受精などの生殖医療に関するテーマを議論する会員的2100名の学会。生殖補助医療胚培養士、管理胚培養士の認定も行っている。

日本受精着床学会・・受精ならびに着床に関する研究を推進して、生殖の発展に寄与し、人類の幸福に

貢献する。

日本生殖医学会・・人類および家畜と動物の生殖に関する基礎的及び臨床的研究について、研究業績の発表、

知識の交換、情報の提供などを行い、もって学術の発展と人類の福祉に寄付することを目的としている。

九州・沖縄生殖医学会・・日本生殖医学会の支部会

日本A-PART学術集会・・民間不妊治療施設の交流によって、より質の高い生殖補助医療(ART)を

患者様へと提供することを目的とした学術団体。

上記以外にも、ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)やASRM(アメリカ生殖医学会)などにも毎年積極的に参加し、海外の情報も逸早く取り入れています。

今年4月、台湾で行われたAspire(アジア生殖医学会)に、院長と培養士スタッフの2名が参加しました。

写真は台湾の現地メディアから、着床前遺伝子診断についての取材を受ける竹内院長です。

6月末には、竹内院長がESHREに参加、ポスター発表の予定です。臨床成績向上に向け、今後も引き続き情報の収集および発信に力を入れていきたいと思います。

(培養室:黒木)