【着床前遺伝子診断(PGT)とは?】

遺伝性の疾患や染色体異常が原因で起こる流産を回避する目的で、受精卵の段階で細胞の一部を取り出し、遺伝子や染色体を解析・診断することです。日本では安全性や有効性、倫理的な観点から、日本産科婦人科学会が実施施設と認証する制度を取っています。
当院は、南九州で唯一2007年に日本産科婦人科学会から着床前診断臨床研究施設認可を受けており、その実施規定に基づき実施しております。日本産科婦人科学会による着床前診断に関する見解は以下の通りです。

 原則として、重篤な遺伝性疾患児を出産する可能性のある遺伝子変異ならびに染色体異常を保因する場合,および均衡型染色体構造異常に起因すると考えられる習慣流産(反復流産を含む)に限られる。
「着床前診断」に関する見解 社団法人日本産科婦人科学会

【着床前遺伝子診断(PGT)のメリット・デメリット】

メリット

●遺伝病の病気を回避することが出来る
●流産を引き起こす染色体異常を有していない受精卵を移植することが出来る

デメリット

●不妊症でなくても体外受精が必要となり、多額の費用と時間がかかる
●検査の正確性は100%ではない

【 PGT-M / PGT-SR 】

着床前遺伝子診断(PGT)は、ご夫婦のどちらかが保因している遺伝子または染色体の異常に対して、単一遺伝子の異常を診断するPGT-M、染色体数の異常を診断するPGT-SRに分けられます。
この診断を受けることにより、今まで流産や死産などつらい経験をされた患者様にとって、身体的、精神的負担の軽減になると考えられます。

【着床前遺伝子診断(PGT)治療の簡単な流れ】

1.医師による検査・診察
2.遺伝カウンセリング
3.卵巣刺激を行い、採卵後顕微授精を行なう
4.得られた胚盤胞の細胞の一部を検査用に採取
5.遺伝学的な検査を行なう
6.検査結果は遺伝カウンセリングを行なう医師により説明
7.原則、検査で得られた移植可能胚を、同意の上で移植

詳細については来院されてから説明いたします。その他、ご不明な点についてはお問い合わせください。

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